芽が出ている

芽が出ている

「今日ね、スーパーいったら安かったからまとめて買ってきたよ〜!」

 

だいたいこういう時って、全部使い切るまでに時間がかかってしまいます。私の実家ではまとめ買いの筆頭は

 

「じゃがいも」と「たまねぎ」

 

この二つはいつも買い置きしてあって、とりあえずの肉じゃが。カレー、シチューなんて流れがよくありました。冷蔵庫に野菜がなくてもとりあえず冷暗所に保管してあるので、献立を組み立てることができていました。

 

それでも消費しきれなかったり、新しいものを買ってきて古いものが奥に残っていたりすると。出てくるんですよね。そう。あれはとても寒い日でした。夜な夜な貯蔵室を開けてじゃがいもを手に取るとなんか出てるんです。・・・・。なんだこのニョキッとでているのは・・・。

 

って。普通に新芽が出ているだけなんですが。くぼみからところどころ出ています。これはじゃがいもに限ったことではなくて、私がよく使うものでは「にんにく」もそう。いつの間にかニョキニョキっとでてるんですよね。芽が出てなさそうにみえても半分にスライスしてみると、中に新芽がいる場合があります。

 

芽が出てくると。しわしわになったり、しぼんだり。なんだか食べれる部分が少なくなっていたり。味が落ちてそうにみえて。なんだか損した気分で新しい野菜を使いたいとか思っていたんですけれど。芽が出ているってことはそのお野菜は生きているってこと。そう。生きているものをいただいているんです。

 

それを適切なタイミングで、土に植えてあげたり、水をあげたりすることで、たった一つ。一片から。数倍以上の収穫につながります。そうしてまた収穫したものから、土の世代へと繋がっていきます。植物っていうと寒くなると枯れてしまったり、虫に食べられてしまったり、病気になったり。弱々しいイメージもあるのだけれど。そうはいってもどんなに厳しい環境の土地へ植えても、数年後には順応して。その土地に合った作物へと変わるんです。すごいですよね。そうやって生き残ってきているんです。

 

 

土の中からでてきた、にんにくたちを見ていたら。ふとそんなことを。

なんだか感謝がわいてくるようでした。